きたあ〜!とうとうフォコマートがやって来た!!箱を持ち上げてみると、思っていたよりも軽い。というか、LPL7700Proが重すぎるのかな?あれは16kgもあるし・・・。
さて、僕が今回買ったのはフォコマートIcカラーというモデルで、多階調フィルターを挿入できるようになっているらしい。そのため、それまでのフォコマートIcよりもヘッド部が縦長の卵形をしている。ヘッド部の色は黒ではなくてグレー。どっちかというと、僕は黒いヘッドの方が好きなんだが・・・。それでも赤いライツのエンブレムがカッコいい。コンデンサーレンズも曇りなくキレイである。電球はオスラムの150Wが装着されている。こうして見ると、ほとんど錆もなくて、年代の割にはキレイな方ではないだろうか?
イマイチよく分からないので、あちこちをイジってみる。ヘッドの上下はつまみ1つで簡単に上下する事ができる。ネガキャリアはネガを挟むのではなくて、ネガを置いてコンデンサーランプで抑えるのだ。そのためネガの平面性を保つ事ができるらしい。その動きも白い取っ手を持って上げれば良い。向かって右側のレバーを動かすとコンデンサーランプが上下するので、ネガの位置を調整する事ができるのでセットがしやすい。最小限の動きで扱う事ができるので、引伸し機の理想型だと言われる理由が分かる。オートフォーカスについても、撮影倍率の変更とともにカムとローラーの動きでレンズが上下してピントを合わせてくれる。よくもこんな事を考えたものだと感心するしかない。しかも、これが40年以上も前に(僕よりも年上なんだよな・・・。)作られているとはさすがドイツ!といったところか。
さて、それでは問題のアンチニュートンリング・フィルターであるが、色々と調べ回っているうちに
銀一(株)でパーツを取り扱っている事が分かったので、早速取り寄せる事にする。ここにはフォコマートについて詳しいスタッフの方がいるので安心できる。結構色々なものの在庫があるようですよ。僕が購入したアンチニュートンリング・フィルターも在庫があったので、すぐに送ってくれました。ありがたい。
これで準備完了。いつでもOK!という訳にもいかない。純正のイーゼルを持っていないので、これからオートフォーカスの調整をしなくてはならないし、まだセーフライトを買ってなかったっけ・・・。もう少しかな?次回はいよいよオートフォーカスの調整に挑戦!