thinkTank Photo(シンクタンクフォト)のカタログを見ているとSpeciality Backpacksという位置にあります。特殊な機能を持っているバックパックのようですね。
「Shape Shifter(シェイプシフター)」とは日本語で「変幻自在な妖怪」という意味で、その名の通り大きなマチ幅を備えているので、使用状態に応じてパック全体の厚みを変える事ができます。機材を取り出して脇ファスナーを締めればパックの厚みは半分になってしまいます。
これが機材の入っている状態で、これだけ厚くなります。
中の機材を出すと、これだけの厚みになります。
中仕切をなくして、機材は内部作り付けのポケットに収納します。このポケットはネオプレーン素材でできているので衝撃には有効そうです。中仕切りをなくしてポケットにしているため、とてもしなやかで軽いザックです。カメラ機材も重いけれど、カメラザックの重さもバカになりません。それだけに軽いカメラザックというのは僕にとって理想です。
デザイン面も、パッと見てカメラザックに見えないデザインも面白いですね。街で背負っていても違和感の無いようなデザインです。しかし防水カバーも付属しているので、雨が降っても安心です。
早速機材を詰めてみました。一体どのくらいの機材が入るのでしょうか?下記をご覧下さい。
メインの荷室には
・503CXi+CFi50mmF4FLE+PME-90+A-12
・SWC+A-12
・CF250mmF5.6
・CF350mmF5.6
・1.4倍テレコンバーター
・予備A-12マガジン
かなり強引ですけど、これだけ入りました。
その他の各種ポケットには
・PLフィルター
・モノクロ用のコントラストフィルター2枚
・SWC用のフォーカシングスクリーン・アダプター+ウェストレベル・ファインダー
・その他・・・
・そしてブローニーフィルムがカラーポジとモノクロを合わせて20数本。
よく入りました。
このように収まります。
やっぱりCF80mmF2.8とCF150mmF4の2本のレンズが入りませんでした。この大きさならば仕方の無い事と諦めるしかありません。
しかし「チンプケージ」というベルトポーチにこの2本のレンズがピッタリ収まりました。いやいや意外と入るものですね。
そして全てを詰め終わったところで背負ってみます。これは最高!マチ幅が大きいのでバランスが悪いかな?と思っていましたが、そんな事はありませんでした。
背当ては柔らかいので背中にフィット!ショルダーストラップの幅も文句ありません。試しに三脚(Gitzoの3型、カーボン三脚)をザックに取付けて背負ってみました。完璧なバランスで背負うことができました。不思議な事に、これだけ詰めても軽く感じるんです。ハッキリ言って素晴らしいカメラザックです。というか、僕の理想に限りなく近いザックですね。今一番のお勧めです!
僕は基本的に登山用のザックが先でしたから、まず背負いやすさが最優先なんです。登山では荷物を長い時間背負っているので、どうしても体にフィットしなければ許せません。ましてや背負っているだけで疲れるカメラザックなどは論外です。フィールドを歩き回って、いざ撮影という時に集中力が切れているようでは話になりませんから。そういった意味で、背負いやすいカメラザックにはなかなか出会えません。しかしこれからは、このシェイプシフターが僕の主力カメラザックになります。このザックに出会えて本当に良かったですね。
このブログを見ている皆さんにお勧めのカメラザックです。
「銀一」で取り扱っていますので、ぜひ店頭で背負ってみて下さい。